正直なところSF小説は普段全く読まないので、その世界に入っていけるかちょっぴり不安でした。しかし、目次の次のページに書かれた意味ありげな言葉。隣のページに記されている『華氏451度』の意味。そして次のページにある作品中唯一の挿絵。このたった3ページで一気に『華氏451度』の世界に引き込まれてしました。普段本を読み終えるとそれだけで知識を得た気になってしまいがちですが、内容を反芻する時間がいかに大切なことかも教えてくれた1冊です。ところで物語のラストは分担して「本を暗唱する」ということが重要になってくるのですが、小川さんが一言「長編を担当することになったら大変ですよね」と。確かに!私だったら『ぐりとぐら』で精一杯です・・・。
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