カフカの故郷・チェコのプラハは小川さんと私、二人ともが訪れたことのある町。カフカが半年間執筆活動をしていた家が、今はプラハ城内のお土産物屋さんになっていて、驚くほど天井が低いこと。またカフカが住んでいたユダヤ人街は今でも迷路のようで、あの世とこの世の境があまり感じられないこと…など、プラハ話で大いに盛り上がりました。『作家は、どの町に生まれるのかがとても重要。プラハは作家の想像力を育てる町、だからカフカのような作家が誕生したのでは。』と小川さん。確かに、迷路のようにどこに続くか判らない道の脇から、ひょっと巨大な虫が顔を覗かせても不思議ではないような…カフカを育てたプラハはそんな雰囲気漂う町です。(アシスタント:藤丸由華) |