心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。
2週にわたって味わった「ツバメ号とアマゾン号」。イギリスの作家アーサー・ランサムが1930年に発表した童話です。日本では1958年に出版され、長く読み継がれている名作。ウォーカー家の4人兄弟姉妹が、ツバメ号という帆船で無人島を目指し、様々な冒険を楽しむ物語です。下巻で特に印象的なのが夜の場面。ジョン、スーザン、ロジャの3人は暗闇の中で船を走らせ、ティティはひとり島に残ります。子供にとって真っ暗な夜にひとりでいることほど怖いものはありません。しかしティティは持ち前の想像力で恐怖に打ち勝ち、自分の任務を遂行しようとたったひとり無人島で頑張ります。
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