心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。
夏休みに読みたい本として2週にわたって取り上げるのは、イギリスの作家アーサー・ランサムの「ツバメ号とアマゾン号」。1930年に発表され、日本では1958年に出版。それから60年以上読み継がれている童話です。ウォーカー家の4人兄弟姉妹が、小さな帆船「ツバメ号」に乗って、無人島で夏休みを過ごす物語。ナンシイとペギイという姉妹が乗った「アマゾン号」と戦ったり、冒険の世界が繰り広げられます。小学生の頃に読んだ時には「子供だけでこんな冒険ワクワクする」と感じていましたが、大人になって読み直すと、そこにはちゃんと遠くから見守っている大人の姿があることもあらためて感じました。
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