心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。
鎌倉時代の歴史書「吾妻鏡」。鎌倉時代の成立や当時おこなわれていた政治や行事、幕府に集結した武士たちについてなど、鎌倉時代の歴史をたどるうえで重要な作品です。現在NHKの大河ドラマで「鎌倉殿の13人」が放送されていますが、脚本家の三谷幸喜さんは「吾妻鏡」を原作として考え、今回の大河を手掛けられているそうです。手にとってみたいけれど、長編のうえに独特の漢文で書かれているため、読む勇気が持てない「吾妻鏡」。角川ソフィア文庫「ビギナーズ・クラシックス日本の古典」のシリーズで出版されているので、古典のビギナーでも現代語訳とわかりやすい解説とともに味わうことができます。
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