心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。
リスナーの方からのリクエストも多い安房直子さんの作品。日本を代表する児童文学作家で、長く読み継がれている名作童話も数多くあります。今回取り上げたのは「あまりにも好きすぎる」というメッセージとともにリクエストをいただいた「火影の夢」。1975年に発表され、現在「安房直子コレクション6 〜世界の果ての国へ〜」に収められています。ある港町の小さな骨董屋が舞台の物語。そこにやってきた船員が、不思議なストーブを置いていきます。火をつけると中に人影が見え、その小さな娘がスープを作ります。このストーブの虜になってしまった骨董屋の主人は、その後どうなってしまうのでしょうか?
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