心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。
2週にわたって味わった「はてしない物語」。ドイツの作家ミヒャエル・エンデが1979年に発表した童話です。主人公の少年バスチアンが「はてしない物語」という本を読んでいるうちに、その世界に入ってしまうお話。その本の舞台「ファンタージエン国」では「虚無」が広がり、滅亡寸前。物語の前半では、アトレーユという少年が国を救おうと頑張り、後半では物語の中に入ってしまったバスチアンが活躍します。幸いの竜フッフールやイハというお供のラバなど様々な生き物たちも登場するファンタジー。本の中での体験をとおしてバスチアンは成長し、現実世界に戻った時、今までとは違う自分を見つけるのです。
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