2021年3月28日

ケストナー
『ふたりのロッテ』
(岩波少年文庫)

心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

メロディアス・ライブラリーでも人気の高いドイツの作家エーリヒ・ケストナーの童話。「エーミールと探偵たち」や「飛ぶ教室」といった男の子の物語でも、「点子ちゃんとアントン」と言った女の子が主人公の物語でも、登場人物がみんな魅力的です。今回取り上げた「ふたりのロッテ」には、ルイーゼとロッテという女の子が出てきます。子どもたちが夏休みを過ごす宿泊施設で偶然出会うふたり。その瞬間、まわりの人も、本人たちもビックリ!ルイーゼとロッテはうりふたつだったのです。というのもふたりは双子の姉妹。お父さんとお母さんが離婚したため、離ればなれになっていました。

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