心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。
いわむらかずおさんによる「14ひきのシリーズ」は、ねずみの大家族を描いた絵本。日本をはじめ、世界で1700万部を超えるロングセラーです。そのシリーズ第1作が1983年に発表された「14ひきのひっこし」。住み心地のいい場所を探して、家族みんなで森の奥めざして出発するお話です。まず表紙の表と裏を見るだけでも楽しい絵本。表には、ねずみのおとうさんと兄弟6匹。裏には、おじいさん、おばあさん、おかあさんと兄弟4匹で、14匹の大家族。それぞれに個性があって、読んでいくうちに自分のお気に入りが出来たりします。そしてやっと素敵な木の根っこを見つけたねずみの家族。みんなで協力して居心地のいい空間を作り上げます。
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