2020年09月20日 | |||
|
|||
横溝正史は、神戸の出身で、作家活動に専念する前は、薬剤師として実家を手伝い、また戦時中には、両親のふるさと岡山県に疎開。その当時は、探偵小説などを発表できる時代ではありませんでしたが、やがて日の目を見る日のために準備していたそうです。「八つ墓村」の中に出てくる薬を使った毒殺。そして物語の舞台となっている岡山は、作者が体験したことや知識がベースになっているのではないでしょうか?「岡山の地が横溝文学に貢献していると思うと嬉しい」と、岡山出身の小川洋子さん。ちなみに金田一耕助シリーズの記念すべき第1作「本陣殺人事件」も岡山が舞台。終戦から1年後に発表されたこの作品もいつか読んでみたいと思います。 |