2019年09月01日

トールキン
『ホビットの冒険(上)』
(岩波少年文庫)

巨人のトロルに食べられそうになったり、ゴブリン小人に捕まってしまったり、旅の途中に危険やたくさんの事件に巻き込まれるビルボ。中でも上巻のハイライトは、ゴクリという気味の悪い生き物に出会い「なぞなぞ問答」をするという部分。その途中、ビルボはゴクリが持っていた「魔法の指輪」を手にいれるのです。ちなみにトールキンには、4人の子どもがいて、彼らに語り聞かせた物語が「ホビットの冒険」になったとか。子どもたちは、出版社にわたす原稿のタイプ打ちを手伝ったり、また三男のクリストファーは、お父さんであるトールキンが生前完結できなかった「シルマリルの物語」など、遺稿をまとめて出版もしています。

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