2019年07月28日 | |||
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「カモメに飛ぶことを教えた猫」の作者ルイス・セプルベダは、1949年、南米の国チリ生まれ。しかし1973年、彼が24歳の時にチリではクーデターが起こります。この時代、チリは選挙によって合法的に社会主義政権が誕生していました。しかし南アメリカの左翼化を警戒するアメリカ政府の支援のもと、軍事クーデターが起こり、ルイス・セプルベダも投獄され2年半、獄中生活を送ることになったのです。その後、アムネスティの働きかけで解放されたのち各国を放浪。1980年からはドイツのハンブルクを拠点に作家活動をはじめました。こういった経歴を持つルイス・セプルベダだからこそ生み出すことができた「カモメに飛ぶことを教えた猫」。主義主張が違う者同士、理解し合う大切さがこの物語の中に込められています。 |