2018年2月18日 | |||
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松山で中学校、熊本で高校の先生を務めたのち、イギリスに留学した夏目漱石。帰国後、東京大学で講師をしながら初めての小説「吾輩は猫である」を執筆。小説を書くように勧めたのは俳人で小説家の高浜虚子でした。まず数十枚の原稿を仕上げ、その欠点を高浜虚子に指摘してもらい、虚子が実際に文章を書き直したところもあるとか。そして明治38年1月に俳句雑誌「ホトトギス」に発表。1回だけの予定でしたが人気となったことから連載するようになり、夏目漱石の処女作が完成しました。ストーリー展開よりも重要なのは小さな日々の出来事。今まで何度も挫折をして読破できずにいるという読者の方は、途中飛ばしながらでも気軽に読んでいくことがいいのではないでしょうか? |