2017年12月17日
マイケル・ボンド
『パディントンのクリスマス』
 (福音館文庫)

「くまのパディントン」はクリスマスが似合います。というのもこのキャラクターが生まれたきっかけがクリスマスにちなんでいるから。それは1956年のこと、クリスマス・イヴに作者のマイケル・ボンドさんは奥さんのブレンダさんに小さなクマのぬいぐるみをプレゼントしました。そのクマはロンドンのお店の棚に残されていて可哀想に思ったからです。そのぬいぐるみをパディントンと名付け、お話をいくつか書いてみると、10日間で本1冊分の物語ができてしまったとか。こうして1958年にシリーズの第1巻が登場しました。今年4月にも最新刊が出版されて、亡くなる直前まで「くまのパディントン」を育て続けたボンドさん。これからも世界中で読み継がれていくことでしょう。

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