2017年4月2日 | |||
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19歳で東京美術学校(今の東京芸術大学美術学部)の彫刻科を卒業し、その頃にフランスの彫刻家ロダンを知り心動かされます。そして23歳から3年間、ニューヨーク、ロンドン、パリに留学。西洋的な自由な精神を学んだことで、帰国後、日本の美術界に不満を持つようになります。さらに同じ彫刻家だった父・高村光雲にも反発。悩み苦しんだ20代を過ぎて、それでもなお彫刻や絵画、文章、詩に対して熱い思いを持ち、自分に誠実でありたいと願った高村光太郎。詩集「道程」には彼のその想いのすべてが込められています。実はこの詩集を発表した2か月後に運命の人である智恵子と結婚。彼は新たな人生の道を歩みだすのです。 |