心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。
童話「ほんとうの空色」。作者はハンガリーの作家バラージュです。1884年、ハンガリーの南東部に位置するセゲドという町で生まれ育ち、若い頃からオペラの台本を手掛け、詩人、作家、映画理論家、映画監督など幅広く活躍しています。そして1920年代に発表したのが「ほんとうの空色」という童話。主人公はフェルコーという少年です。彼はお父さんを亡くし、洗濯の仕事を請け負うお母さんと二人で暮らしていました。ある日、フェルコーは同級生の少年チェル・カリに絵を描いてあげる約束で、「絵の具」を借ります。しかし使っているうちに「あい色」の絵の具が行方不明になってしまうのです。フェルコーはどうするのでしょうか?
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