心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。
子供も大人ものめり込んでしまう冒険小説「宝島」の作者スティーヴンスン。彼はさらにもうひとつ読み継がれている名作を残しています。それが「ジキル博士とハイド氏」。「宝島」から3年後の1886年に発表しました。それから128年、世界中でこの題名を知らない人はいないほど。二面性を持つ人物の代名詞にもなっています。物語の舞台は19世紀後半のロンドン。エンフィールドという若者が、従弟であるアタスン弁護士に自分が見た出来事を話し始めます。それはある男が幼い少女と出会い頭にぶつかり、男が少女を踏みつけたというもの。実はこの男の名前がハイド。アタスン弁護士には聞き覚えのある名前でした。
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