心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。
子供の頃の夏休みの読書感想文に、この本を選んだ思い出のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?佐藤さとるさんの「だれも知らない小さな国」。1959年に発表されて以来、世代を越えて読み継がれている童話です。物語の主人公は小学校3年生の男の子。彼は虫を捕まえる「とりもち」を作るために、もちの木を探しに出かけます。峠山という場所からちぎれたようにぽつんと離れた小山へ。やがてそこは彼のお気に入りの場所になり、通い始めます。そこで出会ったトマトのおばあさんから聞いたのが「こぼしさま」という小さな人の話。すると本当に少年は「こぼしさま」に遭遇することになるのです。
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