2013年06月30日

ジョージ・オーウェル
『動物農場』
 (角川文庫)

心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

イギリスの作家ジョージ・オーウェルは、1903年6月25日、当時、イギリスの植民地だったインドで生まれています。生誕110年を記念して取り上げたのは、代表作のひとつ「動物農場」。第二次世界大戦が終わった1945年に発表された小説です。舞台はジョーンズという人物が持っている荘園農場。ある日、ジョーンズ氏がベッドについたあと、納屋では農場で飼われている動物たちが集まっていました。ここからはじまる動物たちの革命。彼らは、自分たちの利益を搾取している人間を追い出し、理想的な国家を作ろうとするのです。その先頭に立ったのがナポレオンとスノーボールという2匹の豚。革命の指導者になっていきます。

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