2013年06月16日
太宰治
『斜陽』
 (新潮文庫)

太宰治が亡くなって65年となる今年、こんなニュースがありました。太宰治が旧制青森中学、旧制弘前高校在学中に書いた日記や授業で使ったノートなどが日本近代文学館(東京都目黒区)に寄贈されたというもの。そのノートには、授業内容を書き取ったものの他に、自分のペンネームの構想や「芥川龍之介」という名前がノートの余白に何度も書いてあるそうです。太宰治は、芥川に傾倒していたと言われているので、そのことを裏付ける貴重な遺品になっています。日本近代文学館は、2年前、メロディアス・ライブラリーでも伺ったことのある場所。このノートがいつか公開されるのも太宰ファンにとっては楽しみです。

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