心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

「時の記念日」を前に選んだ1冊は、「時の旅人」。イギリスの女性作家アリソン・アトリーが1939年に発表し、世界中で読み継がれている童話です。物語の主人公はペネロピーというロンドンに住む少女。彼女は体が弱かったため、叔母さんが暮らす農場で療養することになります。そこはイングランド中部に位置するダービシャー。16世紀、アンソニー・バビントンという貴族が住んでいた場所です。ある日、ペネロピーがお屋敷の2階にあがりドアを開けると、不思議な光景が目に飛び込んできました。なんと4人の貴婦人がゲームを楽しんでいたのです。そこからはじまる時間旅行。ペネロピーは300年の時を越えて、16世紀に迷い込んでいたのです。

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