2013年06月02日
ロバート・キャパ
『ちょっとピンぼけ』
 (文春文庫)

今年は、ロバート・キャパ生誕100年という記念の年。作家の沢木耕太郎さんも「キャパの十字架」という本を出版されました。学生時代に「ちょっとピンぼけ」を読み、その後、キャパの伝記も翻訳された沢木さん。今回の本「キャパの十字架」では、キャパの写真「崩れ落ちる兵士」の真実に迫っています。あの兵士は本当に撃たれ、亡くなっているのか?「ちょっとピンぼけ」とあわせて読むと、ロバート・キャパという人物をより知ることができると思います。5月25日はキャパの命日。1954年、第一次インドシナ戦争に出かけ、取材のために渡った北ベトナム。そこで地雷に触れ、40歳という若さで亡くなっています。

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