2013年03月31日
アントニオ・タブッキ
『インド夜想曲』
 (白水Uブックス)

「インド夜想曲」を読むと、ポルトガルがキーワードのひとつになっています。探している友人がポルトガル人であったり、ポルトガルの詩人が紹介されたり。実はアントニオ・タブッキは小説家であると同時にポルトガル文学の研究者。特に「インド夜想曲」の中にも名前が登場するポルトガルの詩人フェルナンド・ペソアの専門家として知られていて、イタリアの大学でも教えていました。また奥様もポルトガルのリスボン出身。タブッキ夫妻はリスボンでも1年の半分を過ごしていました。残念ながらアントニオ・タブッキは、去年の3月25日、68歳で亡くなっていますが、その時もリスボンにいて息を引き取ったそうです。

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