2013年02月10日
エミリー・ブロンテ
『嵐が丘』 二週目
 
(光文社古典新訳文庫)

エミリー・ブロンテは29歳の時に「嵐が丘」を発表して、その1年後に亡くなっていますが、生前には「異常な小説」「不気味な小説」としてあまり評価されませんでした。ではなぜ今、名作と呼ばれているのでしょうか?「嵐が丘は、人間の心の一番奥に隠し持っているものをえぐり出す小説。1回読んだだけではなかなかたどり着けません」と小川洋子さん。長い年月かけて様々な時代の様々な国の人達が読んだことで、この物語の本質にようやく辿りつけたのではないでしょうか?読む人によって印象も違ってくる「嵐が丘」。色々な方の翻訳も出ているので、まずは読まず嫌いにならず手に取ってみて、自分なりの感じ方で味わってみて下さい。

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