2013年02月03日

エミリー・ブロンテ
『嵐が丘』 一週目
 
(光文社古典新訳文庫)

心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

文学遺産がテーマの「メロディアス・ライブラリー」で、この作品を取り上げない訳にはいきません。英国の女性作家エミリー・ブロンテが1847年に発表した長編小説「嵐が丘」。世界中で読み継がれている名作を2週にわたって味わいます。物語の舞台は、イングランド北部ヨークシャーの荒野に立つ屋敷「嵐が丘」。ある日、主人のアーンショウが身寄りのない少年を連れ帰り、ヒースクリフと名づけます。「嵐が丘」にはキャサリンという娘がいて、お互い自分に似たものを見つけひかれあう二人。しかしそれが悲劇のはじまり。ここから「嵐が丘」を舞台にした長く果てしない愛と憎しみの物語が続いていくのです。

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