2012年12月16日
バージニア・リー・バートン
『ちいさいおうち』
 (岩波書店)

「ちいさいおうち」の作者バージニア・リー・バートンは、20世紀を代表するアメリカの絵本作家。1909年、マサチューセッツ州に生まれ、カリフォルニアの美術学校で絵画を学び、その後、ボストン美術館の絵画教室に通います。そこで先生をしていた彫刻家ジョージ・ディミトリオスさんと22歳の時に結婚。自然豊かな海辺の町で暮らし、子育てをしながら、まず長男アリスのために最初の絵本「いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう」を28歳の時に発表。そして「ちいさいおうち」は33歳の時の作品です。子供が理解できる言葉で、歴史的な時間の広がりや時が過ぎていく概念を伝えた「ちいさいおうち」。大人が読んでも「ホッとする」貴重な絵本です。

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