2012年09月09日

エラリー・クイーン
『Xの悲劇』
 (角川書店)

心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

秋に読みたいミステリーとして選んだ1冊「Xの悲劇」。アメリカの作家エラリー・クイーンが80年前に発表して、今も世界中で読み継がれている推理小説です。舞台は、9月のニューヨーク。満員電車の中で殺人事件が起こります。凶器は、毒針を指したコルクの球。いったい誰が犯人なのか?事件を解決するために、ブルーノ地方検事とサム警視はある人物を訪ねます。それはすでに引退したシェイクスピア劇の老俳優ドルリー・レーン。類まれな推理力を持つ彼は、どうやって事件の謎を解き明かしていくのでしょうか?

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