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小川糸『食堂かたつむり』 （ポプラ文庫） |
心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。4周年を記念して7月の「メロディアス・ライブラリー」はリクエスト特集をお送りしています。今週はその第二回。2008年に発表されて以来、多くのリクエストをいただき、今回も沢山のメッセージが届いた作品、小川糸さんの小説「食堂かたつむり」を取り上げました。主人公の倫子が、ある日アルバイトから家に戻ると、部屋はからっぽ。同棲していた恋人がすべて持ち去り、姿を消してしまったのです。あまりのショックに声を失ってしまう倫子。彼女は山あいのふるさとに戻り、小さな食堂をはじめる決心をします。お店の名前は「かたつむり」。1日1組だけのちょっと変わった「食堂かたつむり」です。