2011年04月24日
シェイクスピア
『ロミオとジュリエット』
 (新潮文庫)

イタリアのヴェローナで敵同士の家に生まれたロミオとジュリエット。二人が宿命的な出会いをして悲しい最後を迎える物語です。では日本でシェイクスピアが知られるようになったのはいつ頃のことでしょう?日本人で最初に翻訳したのは明治時代に活躍した作家・坪内逍遥、シェイクスピアの全訳を成し遂げて、もちろん「ロミオとジュリエット」も手掛けています。しかし明治時代でもあったことから、有名な「なぜあなたはロミオなの?」というセリフは「なぜおまえはロミオぢゃ!」と訳されていたそうです。時を越えて様々な形で受け継がれているシェイクスピアの戯曲。まさに文学遺産と言える作品です。

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