2011年04月24日
シェイクスピア
『ロミオとジュリエット』
 (新潮文庫)
心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

英国の劇作家ウィリアム・シェイクスピア。彼の残した代表作の中から1595年の「ロミオとジュリエット」を取り上げました。400年以上も前の戯曲なのに、時を超え世界中で知られている物語。今でも舞台で上演され続け、1996年にはレオナルド・ディカプリオがロミオ役を演じた映画も作られています。ではシェイクスピアの作品のどういう部分に魅力があるのでしょう。一番はセリフ。詩のような美しい響きのセリフは有名ですが、あらためて読んでみると強く激しいセリフや笑いもあり、様々な言葉が生きていることがわかります。だからディカプリオ主演の映画でも、セリフの多くは戯曲を当時のままに使ったそうです。

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