2011年04月10日
『和泉式部日記』
 (角川ソフィア文庫 ビギナーズクラシックス)

少年が、為尊親王の弟である敦道親王からのメッセージを持ってきたことから、和泉式部との間に恋愛関係が生まれていきます。その日々を綴った「和泉式部日記」。これを読むと平安時代の恋の流儀も感じることができます。自分の想いを和歌に込め、送りあう当時の恋人たち。恋愛するにも言葉力がないと相手を振り向かせることはできません。和泉式部は恋多き女性。やはり才能ある歌人だったからこそ、こういう噂が立ったのではないでしょうか?今回は角川ソフィア文庫のビギナーズ・クラシックスの「和泉式部日記」を読んでみました。担当された川村裕子さんによる解説も興味深く、「源氏物語」を書いた紫式部による和泉式部のプロフィールも載っているので、ぜひご覧下さい。

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