2011年01月16日
ポール・ギャリコ
『雪のひとひら』
 (新潮文庫)

「雪のひとひら」の作家ポール・ギャリコは、もともと新聞社のスポーツ記者だったそうです。それもかなり個性的。身をもって記事を書くために、実際にボクシングのヘビー級チャンピオンと対戦してノックアウトされたり、メジャーリーガーのベーブルースとバッティングを競ったり、水泳の金メダリストで俳優のワイズミュラーと泳いだり。1920年代には、アメリカで最も有名なスポーツ記者でした。その後、新聞社を退社。イギリスに移り住み作家活動に入ります。「雪のひとひら」の他、リスナーの方々からもポール・ギャリコの作品へリクエストをいただきました。「猫語の教科書」「トマシーナ」など今後も読んでみたい作品が沢山ある魅力的な作家です。

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