2010年12月19日
ローラ・インガルス・ワイルダー
『大きな森の小さな家』
(福音館文庫など)
心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

アメリカの西部開拓時代だった1867年に生まれたローラ・インガルス・ワイルダー。彼女が、子供の頃の体験をもとに書いたのが「小さな家シリーズ」。全部で9巻にわたります。その1作目となるのが「大きな森の小さな家」。ウィスコンシン州の大きな森の中に、丸太の小さな家を建てて、そこに暮らすインガルス一家の1年が描かれています。長年、日本でも放映されてファンも多い「大草原の小さな家」。あのテレビドラマの原作にもなっている物語シリーズです。テレビドラマは大好きでよく見ていたけれど、本は読んだことがないという方もいらっしゃるのでは。小川洋子さんも、今回はじめて原作を手にしたそうです。

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