2010年08月29日
佐野元春
『ビートニクス〜コヨーテ、荒地を往く』

 (幻冬舎)

後半は小川洋子さんの著書「アンジェリーナ─佐野元春と10の短編」を取り上げての対談。佐野さんのデビュー曲をタイトルにした小川さんの短編小説集です。「バルセロナの夜」「彼女はデリケート」など佐野さんの曲からイメージした作品が10編おさめられていて、まさに音楽と文学の出会いを感じる1冊です。文学から影響を受けてあらたな作品を生み出す音楽家。音楽に出会ってそこから新しい文学を紡ぎだす小説家。その素敵な化学反応を私たちは今後も楽しみに待っていたいと思います。今年デビュー30周年を迎えられた佐野元春さん。来年の春にかけて様々な形式のアニバーサリーツアーも開催されます。

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