2010年08月29日
佐野元春
『ビートニクス〜コヨーテ、荒地を往く』

 (幻冬舎)
心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

小川洋子さんが、ミュージシャンとしてだけでなく、詩人としてもあこがれ続けている佐野元春さんをゲストにお迎えするスペシャル企画。今週はその第二弾、お二人の著書をテーマに、文学と音楽の素敵な関係についてお話しいただきました。とりあげた本は、まず佐野元春さんの著書「ビートニクスーコヨーテ、荒地を往く」。50年代を中心に広まったアメリカの文学運動「ビート」の詩人たちへ、佐野さんがインタビューをされた貴重なドキュメンタリー・エッセイです。佐野さんが「ビートニクス」に出会ったのは10代の頃。日本語で詩を書こうと思った時、彼らの詩から学ぶことが多かったそうです。

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