2010年05月16日 | |||
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伊丹十三さんのエッセイ集「女たちよ!」を読むと、昭和40年代の日本がどんな時代だったかも見えてきます。「スパゲッティのおいしい召し上り方」というタイトルのエッセイでは、スパゲッティの理想の茹で加減は「アル・デンテ」と書かれています。今では一般的になっている「アル・デンテ」も、伊丹さんのような最先端の美学と感性を持った方が広めたのかもしれません。5月15日は伊丹十三さんのお誕生日。もし生きていらしたら77歳。きっと今の時代を鋭い視点でエッセイや映画として描かれていたことでしょう。最新作に出会うことはができませんが、あらためて伊丹さんが残した本や映画を味わってみてはいかがでしょうか? |