2010年04月18日
『まど・みちお詩集』 (ハルキ文庫)

詩人「まど・みちおさん」は、1909年(明治42年)山口県で生まれました。25歳の時に「コドモノクニ」という絵本雑誌を見て、北原白秋・選の「童謡募集」を知り、5編の詩を投稿したそうです。その時に特選になった「ランタナの籬」は、ハルキ文庫出版の「まど・みちお詩集」にも掲載されています。「ランタナの籬に沿うてゆけば ランタナは目の高さ、きらきらと朝露も目の高さ。」普通の人が見逃してしまうところを優しく見つめて、じっくり丁寧に言葉を紡ぐ詩人です。100歳を迎えた今も現役。97歳で作られた童謡の入ったCDもあるほど。昔から知っている童謡だけでなく、あらたな「まど・みちおさん」の世界も味わってみて下さい。

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