2010年04月18日
『まど・みちお詩集』 (ハルキ文庫)
心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

「まど・みちおさん」の名前は知らなくても、作った作品は誰もが知っているはず。「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」「一ねんせいになったら」「ドロップスのうた」「ふしぎなポケット」などの童謡をはじめ、2000編以上もの詩を残し、現在100歳を迎えられています。まどさんの童謡に思い出を持っている方も多いはず。小川洋子さんは、子供の頃、お父さんが「ぞうさん」を歌いながら象の絵を新聞広告の裏に描いてくれたそうです。今、大人になって「ぞうさん」を歌ってみると、なんと微笑ましい歌詞でしょうか?小川さんが特に好きなのは「そうよ」と応える部分。自分で歌ってみても思わず笑顔になってしまいます。

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