2010年02月14日
ロフティング 『ドリトル先生アフリカゆき』
 (岩波少年文庫)

日本でも60年近く愛され続けている童話「ドリトル先生」シリーズ。子供の頃に大好きだった方も多いと思いますが、翻訳が井伏鱒二だったことに気づいた人は少ないのではないでしょうか?「Dr.Dolittle」という主人公の名前を「ドリトル先生」にしたのも井伏鱒二。そして登場人物のセリフが個性的でイキイキしているのも翻訳の力によるところが大きいのです。オウムのポリネシアやサルのチーチーなど魅力的な仲間がたくさん出てくる「ドリトル先生アフリカゆき」。今、あらためて読んでも、引き込まれてしまう物語です。時代を超えて大人も子供も楽しめる童話。日曜日には、親子一緒の読書タイムも素敵なのではないでしょうか?

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