2009年11月22日
三島由紀夫『金閣寺』 (新潮文庫)

三島由紀夫が文壇にデビューしたきっかけは、川端康成だったそうです。東京大学の学生だった頃から本格的に小説を書き始め、1946年(昭和21年)に川端康成のもとを訪ね、彼の推薦で、「煙草」という作品を雑誌「人間」に掲載。それが文壇デビューとなりました。その後も川端康成と三島由紀夫の師弟関係は続き、1958年(昭和33年)に結婚した時も媒酌人は川端康成。また二人とも芥川賞の選考委員をしていたこともありました。美を追求した二人の文豪。どんな部分が共鳴しあったのでしょうか?そして二人の死も同じ頃でした。1970年11月25日に三島由紀夫が。その1年5ヶ月後には、川端康成も自ら命をたっています。

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