2009年06月28日
江戸川乱歩
『押絵と旅する男』
 (光文社文庫)

江戸川乱歩の「押絵と旅する男」を読んでみたいという方は、小川洋子さん編集による「偏愛短篇箱」という1冊にも収められています。短篇箱というタイトルのとおり、まるで宝物を集めた箱のように小川さんのこだわりによって選ばれた短篇小説が16篇。その中には江戸川乱歩の「押絵と旅する男」の他に、向田邦子さんの「耳」などこのメロディアス・ライブラリーで紹介した作品も入っています。さらにひとつひとつの短篇には、小川洋子さんによる解説エッセイも掲載されていて読者にとっては嬉しい1冊。ちなみに「押絵と旅する男」には、「押絵と機関車トーマス」という題のエッセイが載っています。その内容はどんなものなのか。気になる方はぜひ手にとってみて下さい。

...前に戻る