2009年06月21日
ジェームズ・バリー
『ピーター・パン』
 (新潮文庫)
心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

緑の服と帽子をかぶり、ウェンディという少女と一緒にネバーランドに行く物語。世界中で愛されているこのピーター・パンのお話は、もともとジェームズ・バリーが戯曲として書き、1904年にロンドンではじめて上演されたものです。さらにその2年後、バリーが小説として発表したのが「ケンジントン公園のピーター・パン」。現在、日本では「ピーター・パン」というタイトルで出版されています。この小説では、ピーター・パンが人間の赤ちゃんとして生まれてきていながら、7日目に窓から逃げ出してしまったエピソードが書かれています。そして人間でもない妖精でもないピーター・パンという存在になってしまったのです。

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