心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。
1907年に生まれたアメリカの海洋生物学者レイチェル・カーソン。その名前が知られるようになったのは、1962年に出版された「沈黙の春」。この本を通して化学物質の恐ろしさを訴え、環境汚染の実態を伝えました。そのレイチェル・カーソンが人生最後のメッセージとして残したのが「センス・オブ・ワンダー」。姪の息子ロジャーと一緒にアメリカ・メイン州の海辺や森を探検して感じたことを綴ったエッセイです。「センス・オブ・ワンダー」とは「神秘さや不思議さに目を見はる感性」。この本を読むと、自分自身も子供の頃に持っていたはずの「センス・オブ・ワンダー」を呼び覚ますことができる気がします。
...続きを読む |