2009年02月15日 | |||
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1898年(明治31年)2月15日、広島県に生まれた井伏鱒二。中学の頃は絵を描くことと釣りが大好きで、学校の池に飼われていた2匹の山椒魚に、雨蛙をつかまえては食べさせていたそうです。そしてこれがのちに「山椒魚」を書くことにつながっていきます。「山椒魚を読んで感じるのは井伏鱒二のものすごい観察力。それも絵が好きだったからなのでは。」と小川洋子さん。画家としての視点で見つめながら小説を書いていたのかもしれません。ちなみに大作家になってからも井伏鱒二は釣りと絵をこよなく愛し、画集も出ているほど。その中には自画像も載っていて、静かに釣り糸をたれる井伏の姿が描かれています。 |