2009年02月01日 | |||
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23歳で旅立った南米大陸縦断でチェ・ゲバラが付けていた日記「モーターサイクル・ダイアリーズ」。書くということが本業ではない彼ですが、その文章には活き活きとした旅の時間が満ち溢れています。小川洋子さんが特にひかれたのは「インカ帝国」での日記。ありのままの描写だからこそ先住民族への敬意が伝わってきます。ゲバラは、革命家となったあとも日記を残していてそれが「ゲバラ日記」。ボリビアでのゲリラ活動を綴ったものですが、この活動の途中39歳という若さで命を落としてしまいます。ゲバラが亡くなって42年たった今でも、彼について知ることができるのは、ゲバラが日記を残してくれたから。 |