2008年1月27日
ヴィクトール・E・フランクル 『夜と霧』

「アウシュヴィッツ解放」から2年後の1947年に発表された「夜と霧」。その後、17ヶ国語に翻訳され、世界で600万人を超える人達に読み継がれています。「アンネの日記」を心の1冊とする小川洋子さんも、この「夜と霧」を「何度も読み返したい本」として選ばれています。戦争を知らない人達が増える中、本の持つ役割も大きくなっていくのではないでしょうか?「アウシュヴィッツ強制収容所」が世界文化遺産に登録されているように、「アンネの日記」と「夜と霧」この2冊は永遠に伝えたい文学遺産。人類が起こしてしまった悲劇を二度と繰り返さないように未来に語り継ぎたい作品です。

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