2008年1月27日
ヴィクトール・E・フランクル 『夜と霧』
心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

1月27日は、第二次世界大戦中、ポーランドにあった「アウシュヴィッツ強制収容所」の解放記念日。1945年のこの日、連合軍によって解放されました。しかし150万人もの尊い命が犠牲となり、ヨーロッパでは毎年この日に追悼をおこないます。ナチスによる強制収容所の中で何が起こっていたのか。今日選んだ1冊「夜と霧」には、ユダヤ人として囚われ、奇跡的に生還したヴィクトール・E・フランクルによる強制収容所での体験が綴られています。オーストリアの心理学者だった彼は、ナチスによる強制収容所を人類そのものの悲劇として提示。そこから「人間とは何か」「生きるとは何か」を伝えています。

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