心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。
夏休みの旅に持って出掛けたい1冊。そして家で読んでも「心の旅」が楽しめる作品として小川洋子さんに選んでいただいたのは内田百閒の「阿房列車」です。明治22年(1889年)岡山で生まれた内田百閒は、亡くなるまでの82年間、沢山の小説や随筆を残しました。その代表作のひとつが、昭和26年の紀行文学「阿房列車」。東京・大阪間を描いた「特別阿房列車」をはじめ、鹿児島や東北などシリーズ化されて、日本各地を走る列車の旅が味わえます。
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