宮沢賢治の音楽好きは知られていて、故郷である岩手県花巻随一のレコード収集家だったとか。特に宮沢賢治に影響を与えたのはベートーヴェンの「運命」でした。この交響曲をはじめて聴いた時、「おれも、こういうものを書かねばならない」と言ったそうです。作曲をするように、言葉を使って交響曲を奏でた宮沢賢治。「銀河鉄道の夜」を読むと、まるでオーケストラの演奏を聴くような大きな宇宙を感じることができるのです。
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