8月21日  新学期を前に解決しなければならない悩み

今夜の生放送教室の授業は
『新学期を前に解決しなければならない悩み』

今、キミが抱えている “新学期が始まるまでに、どうしても解決したい!” っていう事を学校掲示板に書き込んでください。
内容を見られたくないって人は、メールから送ってください。
『学校掲示板』

今夜も、校長&教頭、そして生徒のみんなと共に、その悩みを解決しましょう。

SCHOOL OF LOCK!
昨日は、「新学期までに解決したい悩み」を持っている生徒と電話で話しました。

最後に出てくれた、石川県のRN モリッツは、3年間家に引きこもっているという生徒。

引きこもって1年目は、マイナスなことを考えていたけれど、今は「勝ちたい!」「何か自分を変える劇的な出来事があれば…」と言ってくれました。

そんな話をする中で、RN モリッツの16歳の誕生日が9月1日だという事が判明!
そして、その次の日が閃光ライオット!!


とーやま校長「だったら、“閃光ライオットに来いよ!” ってモリッツを誘ったんだけど…まあ、完全に戸惑ってたよね(汗) 3年間引きこもって、最近ようやく家から出るようになった石川県のヤツに、1人で東京の野外ライブに来いっていうのは大変なことだからね…」

SCHOOL OF LOCK!
昨日の生放送授業が終了した後も、そのまま少し校長・教頭・RN モリッツの3人で話しました。

RN モリッツは、自分の事やこの3年間の事、今思っている事を話してくれました。

3年間引きこもっていた自分が、1人で東京に行って閃光ライオットを見るのは、あまりにも“非現実的”だ…とRN モリッツは言っていたけど、電話の最後には「校長と教頭に会いたい!」と言ってくれました。


とーやま校長「俺らも会いたい!喋りたい!!」

よしだ教頭「とーやま校長も “モリッツの交通費なら自腹で出すから来い!” って言ってましたしね(笑)」

とーやま校長「…言った(笑) モリッツ、あのね…深夜バスだと安いらしいんだよ…」

よしだ教頭「安いの探してた(笑) でもまあ…深夜バスなら、乗って寝て、起きたら東京に着いてますからね!」

RN モリッツだけじゃなく、他にもなかなか行く勇気が出ない生徒がいるはず。
不安を抱えたままでいいから、閃光ライオットに来てほしい。


その日で何が変わるかわからないけど、見なかったらそれは変わらないまま。
変わるかどうかも、行ってみないとわからない。

だからぜひ来てほしい!!
一緒に、閃光の光を浴びようぜ!!!!


SCHOOL OF LOCK!
ここで…昨日逆電をしたRN ぱちろーから書き込みがありました!


打ち明けました
昨日校長と教頭に言われて、今日お父さんに友達がいない事を打ち明けました。お父さんは、「学校は学校、友達は友達だよ。高校に友達いなくても中学の頃の友達がいるならそれでいいじゃん」って言ってくれました。なんか気持ちがすっとしてます。昨日の逆電のおかげで勇気を貰えました。校長、教頭本当にありがとうございました。

ぱちろー
女/16/大分県
2012/08/21 21:57


とーやま校長「よかったよ…!早く言えてよかった!」 よしだ教頭「よく言った!そして、素晴らしいお父さん!簡潔に答えを出しましたね」



さらに、この生徒からも書き込みが!


無題
バスですか? 聴いてます今 どうなんだろうかな どちらにしろこうなったら笑いたいし会いたいし楽しみたいです 自腹有難うございます(笑) 行きます もう行きたいとここに書きます 変わりたいから今の生活は嫌だから 嫌なもんはぶっ壊したいから (大分強気に書きました)

モリッツ
男/15/石川県
2012/08/21 22:12


とーやま校長「壊せ壊せ!お前は壊せるんだよ! …バスに難色を示しているのが気になるけれども(汗)」

よしだ教頭「このままだとバスを壊しそうで怖いですね(笑)」

SCHOOL OF LOCK!
さて、今夜も昨日に引き続き、
『新学期までに解決しないといけない悩み』
を抱えている生徒と話をしていきます。


もし、学校掲示板に書きづらい内容なら、メールでもいいので待ってます。
『学校掲示板』


SCHOOL OF LOCK!
まずは、この生徒に話を聴いてみます。

RN たまたん 徳島県 15歳 女

5月頃から、数人の女子のグループにいじめを受けているという、RN たまたん。
生きることがツラくて苦痛。正直、死にたいとも思うし、学校を辞めたいとも思っている。
でも、学校には行きたい。楽しくないけど…自分が選んだ高校だから行きたい。


とーやま校長「これは…シンドイな…。いじめは、5月くらいから急に始まったの?」

たまたん「5月に宿泊訓練があったんですけど、それが終わって1週間後くらいから急に始まりました」

とーやま校長「心当たりは全然ない…?」

たまたん「そうですね…」

とーやま校長「どんなことをされてるの…?」

たまたん「最初は大したことない嫌がらせから始まったんですけど、今はイタズラ電話とかメールが来たり…」

よしだ教頭「陰湿だな…」

たまたん「あと…学校では、今トイレ掃除で一緒の子が、いじめグループの中にいる子で、ホースで水をかけられたりしたこともあります」

とーやま校長「そういうヤツがいるんだね…本当に…」

SCHOOL OF LOCK!
少し人見知りのRN たまたんは、入学当初、自分の席の近くに話せる子がいなかった。
その中で一番最初に話せたのが、同じ部活の女の子。


とーやま校長「その子には、いじめのことを言えたりするか?」

たまたん「言ったんですけど…“巻き込まれて、自分もいじめに遭いたくないから、ごめん…”って言われました」

とーやま校長「そうか…。先生には言ってるの?」

たまたん「言えてないですね…」

とーやま校長「先生は見てたりするのかな…?」

たまたん「女子ってコソコソするじゃないですか。だから、上手いこと先生のいないときにするので、あんまり気づいてもらえてないです」

とーやま校長「マジでズルイな…」



RN たまたんは、今お母さんと2人暮らし。
でも、お母さんは毎日夜から朝方まで仕事していて、顔を合わせることもあまりないため、いじめのことは言えていない…とのこと。

来週から学校が始まってしまうけれど、2学期からいきなりいじめがなくなることはないかもしれない。
それでもRN たまたんは、メールに“学校に行きたい”と書いている。その理由はなんだろう…?


たまたん「今、部活が本当に楽しくて…」

とーやま校長「おぉ!部活は楽しいのか…!」

たまたん「先輩方がみんな優しくて、先生も私が母子家庭だと知ってるので、親身になって相談に乗ってくれてます」

とーやま校長「じゃあ、その先生も先輩も理解してくれそうだな!先輩にはまだ言ったことないか?」

たまたん「前に相談した同じ部活の子も部室にいるので、言いづらくて言ってないです…」

SCHOOL OF LOCK!
ここで掲示板をのぞいてみると、SCHOOL OF LOCK!の生徒たちが、みんなRN たまたんを応援してくれていました。

たまたん「励ましの言葉とか “仲間だよ” っていう書き込みがいっぱい並んでて、今までそういう言葉をかけてくれる子が周りにいなかったから、嬉しかったです」

とーやま校長「掲示板で、こんなにみんなが応援してくれているんだから、学校に応援してくれる人が “1人もいない” とは思えないんだ。絶対にいるよ!ビビッて、自分の意見を出せないヤツはいるだろうけど、心の中ではたまたんのことを思ってるヤツはいると思うんだ。それに一番近いのが、同じ部活の先輩と先生だと思うんだけど…どうだ?」

たまたん「そうですね…。ないとは思うんですけど、万が一、その先輩が他の人にいじめのことを話したら…と思うと、相談できなくて…」

とーやま校長「そうか…。先生はどう…?」

たまたん「先生は…中学校のとき、信頼してた先生に相談したら、知らない間に他の先生にも伝わってて、話が大きくなったことがあったので…」

とーやま校長「また同じことになるかもしれないから怖い…?」

たまたん「怖いです…」

とーやま校長「俺は、学校に行かなくてもいいと思ってる人間だから、辞めたいヤツは辞めていいし、そこに何にも悪いことはない。それを “逃げている” と言う人もいるけど、逃げて何が悪いの?って思うし、そもそも勝負になってないんだから負けも何でもない。だから、学校を辞めるなら辞めてもいい。でも、たまたんが学校に行きたいなら、俺は行ってほしい。
ただ、今のこの状況のままだったら、もしかしたら取り返しのつかないことになってしまうかもしれない。俺は、このままじゃ嫌なんだ。たまたんも嫌だろ?」

たまたん「嫌です」

とーやま校長「じゃあ、何かをしないといけないと思うんだ。今、たまたんのほうから動くのは、めっちゃ勇気がいる。でも、たまたんが動かないと、今の状況は変わらないと思う。
だから、その一つの手段として、まずはその先生と部活の先輩に事情を言おう。信頼してみよう。その先のことは、まだわからない。たまたんには申し訳ないけど、その先生がもしかしたら他の先生に言ってしまうかもしれない。そうなったら、また作戦を立てよう」

たまたん「はい…」

SCHOOL OF LOCK!
とーやま校長「いじめって、たぶんずっと昔からあるんだろうし、これからもずっとあると思うんだけど…そんなものに屈する必要は一切ない。そんなしょうもないものと闘う必要は一切ないし、たまたんはたまたんの人生を歩んでほしい。やらせておけばいいんだよ!知らん! たまたんの中には、本当にキレイなものがあるんだよ。それをもっともっと光らせてほしいよ。
お前は、“学校を辞めずに闘う” という選択肢を取っているけど、そっちに向かっていくのはすごく大変だと思う。それは、大丈夫か…?」

たまたん「夢があって…」

よしだ教頭「おっ…!」

たまたん「学校の先生になりたいんです」

とーやま校長「そうか!だから、この学校に通うという道を選ぶんだな?」

たまたん「はい」

とーやま校長「それでいいじゃないか!たまたんなら、どれだけいい先生になれるんだ…!!」

たまたん“勉強を教える先生” というよりは、校長・教頭みたいに、ちゃんと1人1人の生徒と向き合える先生になりたいです」

とーやま校長「じゃあ、3人目のカリスマを目指してるってことか!!(笑)」

たまたん「(笑)」

とーやま校長「沢山の生徒がお前を待ってるよ!!」

たまたん「はい」

よしだ教頭「たまたんに受け持ってもらえる生徒は幸せですね!」

とーやま校長「本当だよ!そして、もしもたまたんと同じような状況の生徒がいたら、助けてやってくれ。」

たまたん「約束します…!」

とーやま校長「よし!約束な!! あと…最後にもう1つだけ約束してほしい。
…もう “死にたい” なんて言わないでくれ。」

たまたん「はい。約束します。」

とーやま校長「たまたん…頑張れよ!!みんなついてるから!!」

たまたん「はい。ありがとうございました…!」

とーやま校長「こちらこそ!」

本日のまとめ by とーやま校長
SCHOOL OF LOCK!
もう一度、最初の黒板と同じ文字を書きました。

今、たまたんと約束をしました。

聴いている他の生徒の中にも、たまたんと同じ状況の生徒がいるだろうから、そいつらとも約束したいし、SCHOOL OF LOCK!の生徒みんなと約束したい。

でも、約束することはみんな同じじゃないよね。

“学校に行く”という生徒もいるだろうし、
“1日1回ちゃんと笑う”という約束でも、
“今いるところから逃げ出す”という約束でもいい。


今、お前の胸の中にあるものを、俺たちと約束しよう。



一回、目をつぶって、約束したいことを念じよう。



…よし!!

8月21日。
俺たちは約束したからな。守ろう。


本日の逆電リスナー
RN たまたん 徳島県 15歳 女


on air list
22:08 億万笑者 / RADWIMPS
22:26 BLACK BERRY / ハナエ
23:12 日焼けサマーナイト(即興生演奏) / Base Ball Bear
23:16 お仕置きマイ・ブラザー(即興生演奏) / Base Ball Bear
23:20 ズタズタ・マイ・プライド(即興生演奏) / Base Ball Bear
23:47 3びきのくま / 青葉市子
23:51 リトルメロディ / 七尾旅人


本日のFAX
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RN コナ

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RN アミノ酸

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RN ぱぷりか

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RN カッパちゃん

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RN てんてん



カリスマとの約束ができるのはSOLだけ!

校長のとーやま
校長

教頭
今日できることは、今日中にやる!!
なまけものの、私の約束です

教頭のよしだ

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